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特殊性癖とは

貴方が異性に対して欲情する時、どういった行為が一番興奮しますか?

そしてそれは「正常な性欲」と言えますか?


ここではニッチな性癖、いわゆる「特殊性癖」を、それがどの程度特殊で、どういう感情が発端で沸き起こっているのかを見つめ直してみます。


→ 2022年11月13日 一部加筆



おことわり

①主に「一般オタク男性やニッチ性癖創作家が二次元女性キャラに対していだく性癖」の解説ですので、現実の女性に危害を加えたい!などという、ブッ飛んで危ない思想を助長するものではない事をご了承ください。

(そのように考える人はごく僅かです)


②比較的目に付きやすい性癖についての解説ですので、全ての性癖を網羅出来ているわけではありません。


③個人的な好みによっては書き方がキツい場合がありますが、基本的にどの性癖も同程度と考えております。

性癖の深度に上も下もありませんが、世間一般の印象にはある程度差がある事をご理解ください。


④特殊性癖は通常性癖になり得なかった一種の病気や人間のバグと考えていますので、自分としては無い越したことはないと思っています。

上手く付き合う方法を模索したり、誰にも打ち明けられず苦しんでいる方を救ったりはしますが、賛美したり布教したりするのは自分の考えとは異なります。

特殊性癖自体を憎んだりはしませんが、必要以上に拡散したり良さを伝えようとしたりする人は苦手です。



以下、解説と考察




性的嗜好:拘束や緊縛

一方的に行動を制限し、女性を辱めるために身体を手や衣服で隠せない状態にする事です。

または意中の女性を現実から隔離し、自分だけが楽しめるようにした状態です。


幽閉され、困惑している状況を視姦で楽しんだり、性的な行為を求めたり、拷問したりします。


この行為を想像する場合、襲う側の視点(二人称視点)で考えると、異性に対して友達や恋愛など、正当な手順で友好関係を築くのが難しいか、もしくはハナから築くつもりはなく、面識のないまま誘拐し、女の子を宝石のように仕舞い込んだり、自分だけが独り占めできる空間に幽閉したいという「独占欲」から来ています。


正当な手順で女の子と恋愛関係を築きアブノーマルなプレイを嗜むというシチュエーションも素晴らしいですが、こういった性的嗜好を持った人たちはそもそも、ヒロイン(女の子)が恋愛感情や性的行為に興味が及ばない少女の状態(ニュートラルな状態)を愛しており、性行為、ましてやアブノーマルな行為を決して受け入れて欲しくないという潔癖な願望があります。


この場合、加虐相手は美男子でも汚いモブでも感情移入出来ればOKなのですが、どちらかというと不潔で醜い容姿の方が感情移入しやすく、より鮮明に純潔を奪う表現が好ましいという方が多い傾向にあります。

(女性向け頒布物に美男子が多いのは、美男子も登場人物の一部であり、読者が三人称視点で楽しむ為です。)


逆に被虐女性に感情移入し(一人称視点)、その美貌や魅力、能力を悪しきものに狙われ、監禁されてしまうストーリーを想像します。

ヒロイン側に感情移入して楽しむ人も少なくなく、可愛い女の子に生まれ変わりたいおじさん達にとっては夢そのもの。そっとしておきましょうね。




性的嗜好:過度な拘束施設や拘束具

頑丈な鉄拘束を施したり、鎖の多用、太い鉄格子や石造りの牢獄など、不必要なまでに厳重な拘束を施します。


これは先ほどの行為よりも更に独占欲が強い場合にありがちか、か弱い女性にこそ厳重な拘束という可哀想さのギャップを求めた性癖です。


元は屈強な敵兵士などを繋ぐはずの施設に、スプーンよりも重い物を持った事がなさそうなか弱き姫を幽閉したりするとこういうシーンが発生しがちで、元より姫様を繋ぐ装置など用意されていないという世界観がリアル。

逆にヒロインを繋いでおく為に予め用意した拘束が異常なまでに頑丈だと、重く歪んだ愛が伝わって良いですね。




性的嗜好:異種姦

女の子が人間以外の者に性交を強要されている状態です。大抵の場合は同意を伴わないので拘束されている事もあります。


異種姦が子孫を残す為であるなら、劣等なものに大事なものを奪われる行為自体に性的嗜好が含まれます。

性交は手段であり、地位のある女性が死の次に残酷な仕打ちであっという間に価値を落としてしまうところで欲求を満たします。性交による描写は、もはや副産物。

まだ人間に襲われた方が…と、目を覆いたくなるような残酷な性癖です。本来であれば。


子孫を残さず性交自体に意味がある場合は、単純に人間の男性(の身体や男性器)描写が不快、もしくは女の子しか描きたくない場合です。

この場合は性消費のみが目的となっており、竿役がリストラされた触手という巨大なジャンルが成立しています。

拘束の程度が弱く、本当に男性器の代わりとしてしか描かれていない場合は、襲われている方もある程度快楽を受け入れてしまっている反応になります。(そうはならんやろ)


過度に拒絶している姿は可哀想なので見たくないが、えっちな目には遭って欲しい…という、ちょっぴりずるい絵にはなりますが、それが市場の大半を占めているのも事実。オタク達は気持ち良く抜きたいだけなのです。




性的嗜好:ヒロインの戦闘中の被虐、拘束、電撃、締め付け、ライトリョナ

果敢に立ち向かうヒロインがダメージを受けていたり、ピンチに陥るところで興奮する事。

このジャンルは意味合いが広いので一部の解説となります。


大抵の場合はヒロインの「声」が起因になっており、人間の脳は女性の作られた悲鳴や表情を「喘ぎ」と勘違いし、性欲に直結してしまう事があります。(性的倒錯と言います)

子供の頃からアニメで刷り込まれると音声や動きがなくとも興奮するようになってしまい、ずっとその傾向が残ってしまいます。


また「キュートアグレッション」という特殊性癖は、可愛いぬいぐるみを握りしめたり、小動物を掌で包み込んでしまいたいという衝動の事で、幼女にすら存在する欲求です。この欲求がヒロインを傷付ける事無く、何かで巻き付けて締め付けたいという欲求に繋がります。


その他、電撃、魔力や生気吸引、酸攻撃、毒攻撃など、過剰な出血や四肢欠損しない程度の加虐は特殊性癖を生み出しやすい環境になっており、テレビアニメやゲームの表現方法がエグさやグロを避けた結果、異性への歪んだ興味に繋がってしまっている要因になっています。


リョナ好きの根は深く、様々なヒロインへの加虐方法が性的嗜好になり、複雑に絡み合っています。


一言では解説出来ませんが、とにかく、女の子の喘ぎと呻きがごっちゃになってる人は一度考える時間を作りましょう。

苦しい行為は苦しく、痛い行為は痛い。創作において全て現実と同様に表現する必要性はありませんが、拷問に似た加虐行為で女性が「喘ぐ」事はありえません。

軽率に描くと「この行為はきっと気持ちいいんだ」と誤解を招いたり、その行為を奨励してしまう事にもなりかねません。自分では理解しているからと、啓発の義務を怠ってはいけません。これは創作者の義務です。


昔は創作といえば本を指し、限られた頒布方法と会場で、責任を持った方だけが入場し、対面で手に取り、本には注意書きがされていました。今は注意書きに目を通す機会もなく、ネットで拡散されるのが当たり前の時代です。創作者は思わぬ責任を取らされる前にしっかりと自衛しましょう。


余談1・ヒロインが戦う健気な姿に心を打たれ、思わず応援したくなるような作品もあります。

父性が少しだけ関係していますが、リョナの中でもほんのごく一部なので、ここでは割愛。


余談2・相手から苦痛を受けているにも関わらずお互いに満たされる行為は「SM」に当たります。

これはリョナとはかなり遠い位置にある性癖ですので、混同しないようにしましょう。




性的嗜好:石化、氷漬け、その他固め行為

女の子をそのままの姿で凍結し、一切のリアクションを行わせなくした状態。ファンタジーの産物。


この性癖の形成はアニメからが主で、単純にヒロインの被虐シーンが問題になるのでこういう手法をとっているにも関わらず、こちらで性癖が形成されてしまったという、なんとなく分かる気がする性癖の方々です。


この行為のキーワードは「物化」「晒し」「生命の危機」の3点です。

嫁入り前の女の子という聖域を取っ払い、いきなり物になってしまった子を観察出来てしまうわけですから、下手な拘束よりも羞恥度は高く、何よりすぐに助けないと死んでしまうかもしれないという危険度も伴って、無様さと美術価値が際立ちます。

この感情のブーストが何とも言えない性癖を生み出し、愛して止まない人たちが存在している理由です。唯一の欠点はえっちできないことでしょうが、この性癖の人達はそんな事を望んではいないでしょう。




性的嗜好:女騎士、姫騎士、その他、前線で戦う女性

戦う女の子が敗北するシーンに性的欲求を覚える人達。


戦う女性にはある程度の地位や名誉が付随し、それがならず者やオークなどにあっけなく崩されるところに性的欲求が含まれます。


男性の醜い欲求が少なからず存在し、女のくせに前線に出るからそうなるんだという女卑が含まれている点は無視できません。

ですが、それは作品の作られ方によってはある程度払拭する事が出来るので、創作される方は気を使ってみて欲しい所です。


どうして女性にも関わらず前線に出るのか、男性はいないのか、その世界で普通の女性たちはどう暮らしているのか、非力をカバーしている能力は何か、普段は誰がトラブルを解決しているのか、本業の姫さまや騎士たちはどうしたのか、やっている事がただの用心棒や賞金稼ぎなのに騎士を名乗っていないか、手を抜かず戦闘した結果負けたのか、すぐに殺されない理由は何か… 挙げ出すとキリがありません。


創作者は是非、意識して創作してみてください。




性的嗜好:ぶっかけ

女の子が精子などに塗れた状態。


女の子が男性の精子やモンスターの精子などに塗れた姿は、いわゆる汚された状態。

女の子の服や髪はそれ自体が尊厳に値しますから、格を落とす行為です。容姿が汚され、落ちた状態、無様な姿に欲情しています。

精子をかけるのは女の子に欲情している証。愛を尊厳に滴らせた状態。性交の予約、マーキング。本人がそれを受け入れているかどうかによっても変わりますが、かなりの独占欲を満たします。

自分が女の子の特に好きな個所にかけるのが特殊性癖で、その子の特徴的なものであれば装備していなくても、かけるだけで満たされる人もいます。




性的嗜好:放尿、排泄、スカトロ、モンスターの分泌液まみれ

女の子が放尿、排泄していたり、汚物に塗れていたりする姿に欲情する人。


こちらは精子と違ってかなり特殊です。

まず排泄している「姿」に興奮を覚える人は女の子の一番見られたくない姿を見て興奮しています。

問題はそれが汚物の排出中という事で、基本的には人間は汚染を防ぐ為に(小学生でなければ)排泄物を忌み嫌うよう出来ていますが、女の子の羞恥心に欲情し過ぎると排泄にまで興味が及んでしまします。


また、女の子は絶頂時に潮吹きという特殊な現象が起こる事がありますが、ここから放尿プレイに興味を持ってしまう人も少なくありません。

基本的には羞恥とは辛く尊厳を傷つけるものですから、程度はしっかりと守りたいところです。


一方で、無様な姿を求める様子や、酷い汚れを求める行為。これは格を完全に陥れる行為です。

不思議なもので、男性は女性に対して歪んだ征服欲を持っているので、必ずしも格が高いまま性交をしたいとは思わず、ある程度無様な姿を晒す事で、安心して欲情する事があります。強烈なマーキング効果もあります。


この格が著しく落ちた状態を求めそれに欲情するというのは、一度自分ではっきりと認識しておく必要があります。

排泄行為に性的欲求がある方は、覗きや痴漢などと同様に他に替えが効かないので、酷く苦労なさる方もいらっしゃいます。




性的嗜好:ボディコンプレックス、マミフィケーション

女性の体型が衣服や拘束物の上からでもクッキリと把握できる状態。


この性的嗜好は女性の証である体型を脱衣を伴わず強制的に表へ露出させる行為で、任意と強制の違いはあれど、欲情を駆り立てる部分は基本的に一緒です。

特に、普段あまり性を意識させないような発達途中のキャラクターや、露出の少ない大人しいキャラクターの場合、より女性らしさが強調され、脱衣よりも恥ずかしかったり、その異常な拘束姿を晒す事で必要以上に羞恥心を感じる事があります。

こちらも一部アニメなどの影響で性的興奮を植え付けられる事も多く、無様さ、無抵抗、物化、身体の保護などが欲求の端になります。


全身を隙間なくテープや包帯などで巻き付けて拘束した状態を「マミフィケーション」と言い、拘束の度合いに反比例して痛みをほとんど伴わないので、海外などで多くの愛好家が存在します。アダルト行為、エロ画像というには程遠く、まさに特殊性癖と言えます。




性的嗜好:蜘蛛糸拘束

マミフィケーションにファンタジー要素を加えたものが大蜘蛛による糸拘束。こちらは捕食や性交されるという危険性を含みます。


そのほとんどがアニメなどの影響で、ヒロインが成す術もなく全身をぐるぐる巻きに拘束され、緊迫度や悲鳴、呻きなども伴って、忘れることが出来ない過激シーンとなり、何度も繰り返し思い出す事で、ヒロインへの歪んだ愛情へ変化する事があります。


(以下余談)そのシーンがなければ大して魅力のないヒロインも何故かピンチシーンのせいで好きになってしまう事があり、「このシーンといえばこの子」と、間違った知名度で人気になってしまう事が多々あります。

もちろんキャラクターを好きになるのは自由ですから、せめてその作品を全て履修するくらいの気概は持ちましょう。そのシーンだけ知っていてもただのヤバい人です。


また、トレスでなくてもアニメシーンをそのまま真似たピンチシーンのイラストは非常に過激で、特殊性癖を持たないファンからすると相当に気持ち悪いものです。しっかりとゾーニングを行いましょう。




性的嗜好:丸呑み(日本独自のもの)

巨大生物に丸呑まれるヒロインに興奮する様子に興奮する人達です。


まず「かわいそうさ」が一番強く、体格差や捕食対象にされているという絶望感、得体の知れない体液や、捕食時にどうやって襲い掛かって来るか、またその時にどの程度外傷を伴うか(咀嚼はあるか)など、残酷性はリョナの中でも特殊で、複合的と言えます。

巨大蛇などの丸呑み時は呑み込んだものがクッキリと浮かび上がるので、マミフィケーションと似た欲求や、呑まれて押し込まれていく無様さ、取返しの付かなさなどが際立ちます。

現在はかなりライトな部分が多く、単に柔らかな肉で捕食し、体内で無駄に性交されるなど、触手ジャンルの延長にしかなっていないものもかなり多いです。

ですが、このジャンルが好きな人たちは「捕食行為」に興奮しているのであって、身体が全て呑み込まれた後は案外どうでもよかったりします。(生死のゆくえを明確にせず後味悪いまま幕引きされるのを望んでいる)




性的嗜好:腹パン、欠損、流血、ハードリョナ

女の子の暴力シーンで性的興奮を覚える人たちです。


これは力の差を見せつけることで征服欲や無様さを満たすもので、被虐者の強さは関係なく、非現実的な暴力に打ちのめされる異性に興奮を覚えます。

特に大事な部分の損傷は綺麗なものを破壊したくなる欲から来ており、グラスや宝石、ガラス細工を割る行為に似ています。

妊娠機能を持った柔らかい腹部、嫁入り前は大事にしなければいけない乳房、何かの名手であればその両腕や、将来有望な陸上選手であれば両足、女性にとって最も傷ついてはならない顔、よく手入れされた毛髪、等…、目を背けたくなるシーンの応酬です。


ロボットなどは苦痛を伴いませんが、体液の流出によって急速に機能を失われ、流血と同じような興奮を覚える事もあります。

人間らしく作られた物に対して破壊を行う事で、対人間のリョナよりも少し変わった欲求を満たす事があります。


名誉の為に言っておきますが、現実でも同様に行いたいと思っている方はほぼいらっしゃいません。

その証拠に、本物さながらの悲鳴や反応を創作の中に入れ込めている方は意外に少なかったりします。

全ては想像であり、やってはいけない事だからこそ想像の中で留めている方々ですので、創作物を買い求める方こそが一番取り扱いに気を付けなければいけません。




性的嗜好:首絞め、首吊り、窒息、ブレスコントロール

女性の首を絞めたり呼吸の術を奪って苦しむ様子を見て興奮する人達です。


こちらも大抵はアニメやドラマなどのピンチシーンから開花する人が多い印象です。

リョナと少し異なるのは、あまり声の出せない呻き声なのにも関わらず性的倒錯するのか?という点です。

首絞めはどんな加虐よりも手っ取り早く相手の苦しむ顔が見れて、かつ生命活動にカウントダウンを起こす事で相手を心身ともに征服する事ができます。

また受け手が重度なマゾヒストの場合も相手に命を掌握される事で濃い征服感を得られ、自分が無視できない存在として満たされる効果があります。(命を失っては元も子もありませんが)


SM色の強いプレイですが、それに拍車をかけるのが禁断の快楽ブースト。低酸素状態で脳への血流を制限する事で、より強い快楽を得る事があります。ただしデメリットの方があまりにも多いのでファンタジーだけで留めておきましょう。


首吊りは処刑行為の一つで、そこに至る過程を楽しむ行為でもあります。女の子の絶望する姿と吊られた悶絶顔をセットで楽しむ危険性癖です。このような性癖をお持ちの方は絶対に友達には言わないようにしましょう。通報されます。


首絞めはサディストが最も好むプレイで、世界中に愛好家がいる危険な行為。

手を放せば苦しみからすぐに開放されるものの、首には急所が多く、後遺症を残す事もあります。また低酸素状態はクセになりやすく、他の性的嗜好よりも中毒性が高く、致死率も高いです。実際に行う場合は性質をよく理解した上で安全に行ってください。

(たとえば、馬乗りになって前方から体重をかけるように首を絞めると、快楽は得られずに普通に死にます。絶対にやめましょう)




性的嗜好:状態変化

女の子を別の物体に変化させ、性的興奮を得る方。


無様さが何よりも大半を占め、軽度なものであれば手足を拘束してテーブルのように固定させたヒトイヌ状態のものや、花瓶のように穴に花を挿して活けたりして家具のように扱います。

酷いものであればボールや壺、性グッズなどに変化させ、乳房や性器だけ未変化なものもあります。


元々は漫画表現などの状態変化から来ており、ギャグ色の強い表現ですが、それを羞恥だけ取り出して性への冒涜に変化させたのがこの状態変化という性癖です。

かなり異質ですが、全く理解できない性癖でもありません。カミングアウト不可能度は首絞めなどと並んで断トツですが。




性的嗜好:闇堕ち

女の子が闇っぽいエネルギーを注ぎ込まれ、性格が反転し性的になるシチュエーション。


最初は抵抗から始まり、捕獲された女の子は闇エネルギーなどを拒絶します。この時点で性的な事をされている事が多いです。

そして悪に堕ちてしまうと性的になり、自ら性交を求めたり、自分がされたような事を他の子にも強要したりします。

このような性癖を持っている方は、元は清楚か純真無垢なキャラクターが性的に変化する事に喜びを感じます。

自分では変えられない異性を瞬時に変えるキッカケが、悪という不可視で嫌うべき存在と説明付けることで、性欲に理由を付けて処理してしまおうという至極単純な仕組みです。


この性癖の発端もアニメ等から発生する事が多く、性格の反転した主人公にショックを受け、ハマる傾向があります。

また、自分の分身として闇キャラが生成され、その分身に襲われる(犯される)というシチュエーションもあります。


このシチュエーションは元キャラの変化のギャップを楽しむもので、注ぎ込む行為が好きな方、性的になったり感度が上がったりするのが好きな方、綺麗なものが汚される事に興奮を覚える方など、好きな個所は様々です。


一方で、元のキャラクターが変化してしまう事に抵抗があり、無残に変り果てた性格を直視できない方は苦手とする傾向もあります。




性的嗜好:媚薬、淫紋、感度〇倍、強制絶頂、連続絶頂、絶頂光線

行為の前に感度だけを調整して快楽に抗えない状態にするシチュエーションです。


無責任な話ですが、やっぱり女の子には苦痛や恐怖を感じて欲しくないわけで、襲うからには快楽をたっぷりと感じて欲しいという行為です。

淫紋は性的欲求が増した状態で、いつでもエッチできる状態に。感度〇〇倍は触ってしまえば抗えず、絶頂光線は触れずとも女性の喜びを知る事が出来ます。たとえ処女であっても。

このシチュエーションは苦痛を感じさせない優しさがありつつも、結局は女性の無様に乱れるシーンを最初から要求できる醜いジャンルでもあります。中には苦痛ギリギリの快楽で気がふれるまで行為を行うものもあり、優しいどころか立派なリョナです。

女性を性消費する度合いで言うとかなりの上位に来るので、取り扱いには注意しましょう。

現実とのギャップも辛いところ。段階を踏ませないエッチですから、異常性は中々です。




性的嗜好:奴隷、家出娘、いじめっこ逆襲、時間停止、メスガキ、等

一次的に流行したエロジャンルです。少し変わった少女達に性的興奮を覚え、レイプしたりします。


様々なジャンルがありますが、根っこは一緒で、責任が伴わない、その少女の尊厳を踏みにじってもそこまで影響がない事が条件になります。

女性としての自衛を疎かにしたものは襲われても仕方ありませんし、立場を省みず煽ったものは仕返しに襲います。

自分の性欲の発散に正当性を持たせ、現実では不可能な行為すらも正当性を持っているかのように発散する行為。

卑劣ですが、理にかなっています。また、法律で決まったなどと絶対的なルールで縛り付けて性交を強要するものもあります。


所詮はエロネタですから、気を使わずに開放的に自慰を行いたいのも理解できます。ただ、現実とのギャップは他のどの特殊性癖よりも遠くなるので、異性への礼儀はしっかり持ち続けたいものです。

気を付けて欲しいのは、エロ本を嗜んだり創作したりする女性がそのエロネタと同じようにされる事を望んでいると勘違いする例です。

断言しますが、そんな欲求は全くありません。目を覚ましてください。




性的嗜好:嫌な顔をされながらパンツをみせてくれる

最近流行のジャンルです。不思議に感じますが、好きな方は多いです。


元はメイドと主人のような主従関係からきており、それが現代風に発展したものです。

女性自体は痴女ではなく、要求する主を全面的に信頼しているからこそ嫌がりながらも要求に応じているところが重要です。

パンツを見る事で性的欲求を得るのはもちろんですが、相応しくない場所で観察できる事や、性を再認識できるところ。

また、拒否反応は女性がまだニュートラルで主にベタベタに惚れていたりせず、拒否できない関係にありながら素の反応を見せてくれる事、拒否反応を見せても主には失礼がないと確信しているのが非常に重要です。

この関係を現実で構築するには(演技してもらう以外には)不可能に近いので、一種のファンタジーです。

というか、彼女がいても現実の野外でやるのはやめましょう。色々なところにカメラがある時代です。




性的嗜好:体形が露出するような服、隠すべきところが開いた服

胸部や股間部が大きく開いている服や、そこばかりを強調する服。


最近ありがちなキャラクターデザインで、アイドルの握手会と並んで、現代のキャバクラとなっています。

通常ありえない恰好を異性に求め、通常通り振舞いさせる事は特殊性癖と言えるでしょう。

女性が自分の着衣に疑問を持たず戦闘などを行う姿は、例えるならゲームのシステムにポールダンスが挿入されているようなもので、際どい動作や性交渉に似た台詞、あえて喘ぎを多用するなど、お金を生む為に生まれてきたキャラクターはとにかく節操がありません。

単に過激な服や性格を好きになるのは隠れて楽しむ分には一向に構いませんが、女性が異性の存在しない世界で、性意識を持たずに振舞う世界観や不必要なまでに欲情している姿は、女性が本来持ち合わせている防衛本能が欠損した状態。通常の女性に抵抗があったり恐怖を感じる男性ほどハマる傾向があります。

それを分かった上でコンテンツに付き合いましょう。






さいごに

「特殊性癖」を持ちながら通常の欲情も持ち合わせているかを確認してみてください。


好みなどはあるでしょうが、貴方はコンビニなどに並んでいるグラビア雑誌で興奮する事ができますか?

スーツや制服、可愛らしい洋服に身を包んだ女性、好みであれば興味がそそられますし、時に裸を想像する事もあります。いけない事ですが、大人になる為に学業に励む女子学生も、大いに魅力があります。


健全な男性であれば、好みの異性とは知り合う事をきっかけとし、友達、恋人を通し、最後に交わる事もあります。

ハナからそういった思考を持つスケベな会社の先輩などを煙たく感じた事はありませんか?

下ネタばかり振って来る上司を煩わしく思った事はありませんか?

人としては最低ですが、ごくまっとうな性的嗜好を持ち合わせているでしょう。


その方達に後ろ指を指す事はできません。私たちは特殊性癖の持ち主です。


二次元にどっぷりとハマり過ぎて現実の女性に全く興味を示せなくなったり、自分の歪んだ性欲求を悟られたくないあまり、現実の女性が自分に対してリアクションがあり、それを恐怖に感じてしまう。オタクであれば往々にしてあります。また、距離を勘違いしてカミングアウトし、友好関係がぷっつり切れる事も珍しくないでしょう。

もし特殊性癖でしか興奮出来なくなっていたら、やはりそれは残念な事です。


得体のしれない異性は怖いですが、相手だって貴方と同じ人間ですし、同じ時間の流れに生きる同じ種族。生きていく上では上下関係がありますが、厳密には上も下もありません。

特殊性癖が危険なのはその特質性ではなく、物言わぬ女性キャラにばかり興味を示し、立場が劣勢になった女性に自動的に快感を覚えてしまうところにあります。気付けば女性ばかりが出演するコンテンツに塗れていませんか?

それがダメというわけではありません。ただ、作品の正当評価もままならず、趣味嗜好は偏り続け、現実の温度差を感じてしまうのは、あまり良い事ではありません。私も創作家ですから、やはり自分の作品は正当に評価して欲しいですし、特殊性癖の持ち主が世間で冷たい目に遭うのは心苦しいです。


同じ特殊性癖の持ち主でも、「そこまでしなくても…」と、可哀想に感じる作品があったり、登場人物の尊厳を必要以上に奪ったりすると、不快に感じる事がありますよね?

単に好みの問題ではありません。それがきっと貴方の優しいところなんです。


女性を女性らしく扱う事、女性らしく認めた上で、良い意味で対等に扱う事。それをキャラクターにも求めるのは、決して恥ずかしい事ではありません。たとえ性消費の為に生まれたキャラクターでも、きちんと対等に向き合って愛すべきです。

そしてそれは必ず、現実の態度として透けてきます。貴方の性格の一部になっているはずです。


まずは「自分は安くない」と心に決め、心を確実に満たすコンテンツにだけお金を落とし、しっかりとキャラクターと向き合って行きましょう。

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