もうすぐHP移設から4周年です。
前の記事でクローンの話について語ってますが、あの時からかなり考え方が変わってしまっているので、後ほど消すかもしれません。
ですが、色々な方に目を付けられている時期が過去にあり、消すと卑怯呼ばわりされてしまいそうな気がするので、今は消しません。
クローンについての補足のようなものになりますが、結局、自分の予想はまったく当たりませんでした。
細々と人気が出るかもしれないと思っていたクローンゲームは出資元の問題により炎上、あっと言う間に消滅。
逆にパズルゲーとしてのぷよコンテンツを見限っていたと思われた公式は、対戦としての場を次々に設け
ぷよ対戦のメッカであるAC版ぷよ通ベースのCS移植まで行いました。
世の中、本当に分からないものです。
ですが、良い方向に向かっているのは何となくわかります。
ただ、テトリスと同じように昔から存在する「飽き」のせいで、イマイチ火が付かずブームになりきれないのが悔やまれます。
eスポーツとしての観戦もタワーディフェンスゲームと似て「上級者でないと何をしているか分からない」という課題があります。
アメフトとかもそうなんでしょうかね…。
自分がとにかく望む事は、ぷよらー勢と創作勢の隔離なので、ぷよ界隈が盛り上がり、そのほんの1%くらいが創作に興味持ってくれると本当に嬉しいです。
そのトリガーになるぷよの完全新作を多くの方が望んでいます。まともな新作、どうかお願い致します。
それとは別のお話で、当サークルの「深淵の森RPG2」というゲームに使用している声優さんについてお話します。
掲示板でも少しお話したのですが、私は「アルル・ナジャ」というキャラクターに声を付けるのを盛大に躊躇(ためら)いました。
アルルの声優は過去に沢山の方が担当し、その全てにファンが居て、それぞれにこだわりがとても強いのが特徴です。
二次創作のゲーム等で同名のキャラクターにボイスが付いている作品はいくつかありますが、正直、原作を知っていると聞いてられたものではありません。
当然、自サークルのゲームでもボイスを付ける予定など全くありませんでした。
ですが、サークル結成して間もない頃(十数年前)に、mixiで交流してたある方とこんな約束をしていました。
「アルルの声優をするのが夢なんです」
「じゃあ、うちでゲームを作る事があったら是非お願いします」
そんな軽率な約束をしてしまった自分を心底憎みましたが、憧れのアルルのボイスなら本気で取り組んでくれるに違いないと思い、依頼しました。
依頼した台詞の量はごくごく普通で、素材として使う台詞を50種程度と、魔法の詠唱をお願いしました。
それでも結構な量なので一週間くらいかかるかなと思ったのですが、なんと一日で届きました。
「えっ、もっと何度も取り直して…なんか、そういうのないの?」とか思いましたが、この業界に関しては素人なので収録に関して口出しは出来ません。
中身を検めると、やはり自分の思った声質ではなく、お世辞にも上手いとも言えませんでした。
これは自分が頼んだ内容が悪かったのですが、苦しがる台詞の時に鼻(の奥)が鳴ってしまう方のようで、それが含まれる部分は全てボツとしました。
魔法の詠唱も申し訳ないですが全てボツとしました。
代わりの声優さんも思った感じの人が見つからず、とりあえず制作が難航しているので、音声の発注はこれにて終了としました。
事前に依頼する時に「大量にボツを出すかもしれないのでどうかご了承ください」とは伝えていたのですが
残った部分をつぎはぎで制作してみると、まあそれなりに使えそうなので収録しました。
ボツの割合に関わらず最初に提示した通りの金額をお支払いし、この方との関係は終わり… だと思ったのですが、まだ話は続きます。
この方、名前は伏せているのですが、某所でとても有名な方です。悪い意味で。
本人は全く悪い人ではないのですが、少し発言と承認欲求に難のある方で、周りの人が放っておくわけもなく、面白おかしくMADにしたり、発言を語録としてあざ笑ったりと、スラムの方がマシなんじゃないかと思うほど、この世の終わりのような状態でした。殺人予告も数えきれないほど受けているそうです。本人を性的対象として描いた三次創作の同人誌も発行された過去があり、根回しをしていくつか発禁処分にしています。(実在の人物ですので、明確な名誉棄損です)
本人は本来の名前でクレジットを載せる事を希望していましたが、かなり説得して、偽名と致しました。正当に評価されなくなる可能性があるからです。下手をすると当作品もMADとして不正利用される可能性もあり、そうなったら公式と創作勢に莫大な迷惑が掛かります。
そんな彼女の作品(音声)を厳しく切り落としながら使用したとはいえ、全削除する事はできませんでした。
胃をきりきり痛めながら彼女をたしなめ、鎮静化を図った日々は本当に苦労させられました。その苦労を無にしたくなかったからです。
この方に頼む事はもう二度とないと思いますが、キャラクターを演じる熱量だけは本物。
強気に出ず、自分を出さず、演じる事にだけ専念し、プロ意識を持ってこれからも励んでいって欲しいです。